長年の宿題 paris

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夏休み宿題 paris

 

長年サボり続けて来たパリ自宅の配線、コンセント増設工事を進行中。

配線の埋め込みには瓦礫作業が伴う。覚悟を決めて作業と掃除を続ける。

 

壁を彫り込み、コンセントやチューブに通した配線を埋め込む。瓦礫と

埃の作業にめげながらも辛抱が肝心だ。跡をパテで塞ぎ終わるとヤレヤレ

のお疲れさん。後はブレーカー迄の配線をどうデザインするか? 工夫の

為所だろう。並列スイッチなどでは知恵の輪を解く様な配線図面も必要だ。

そんな処が延び延びにして来た宿題の言い訳だが、遂にタイムリミットが

来た様だ。此処は一番、夏休み中に自宅の配線工事完了を計画している。

作業の継続が完成への鍵と信じて奮闘中。配線後に塗り作業へと繋ぎたい。

パリを離れて京都へ移る計画だが、手掛けた内装工事は完了して行きたい。

 

 


夢の作戦 paris

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ポイントメイク paris

 

少年が日参して来る。街へ出ようと誘われて、区切りをつけて散歩する。

計画表で硬くなる頭、手作業に疲れる目。普段気付かない発見に癒される。

 

懐かしい水色に風車の様な飾り。どこか夏祭りを思わせてくれる色合いだ。

夢の作戦の作者は誰かナ? と周りを見たら少年が笑っていた。計画表やら

配線図との睨めっこ、手作業での均一視野、酸欠状態を救ってくれるのは

作者不明の「夢の作戦」にふと心癒される瞬間だ。特別な意味もなくふと

足を止めさせる余力。少年の夏の一日。忘れていた時間が蘇り流れ始める。

クリスタルな清流に銀鱗が鏡の様に其の姿を隠す。少年の夢の作戦が始まる。

 

 


夏枯れ paris

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夏枯れ paris

 

夏至を挟んで 35℃を超える猛暑が続いた。少し早い夏枯れが始まった。

街が動き始めた。まだ多くの人が残っている。気分は既にバカンスモード。

 

荷物を持つ街人が動き始めた。帰郷準備の買い物やいよいよ休暇の動きだ。

街に一足早い猛暑が到来。例年を越す激暑に街路樹は夏葉を散らし始めた。

少し早い、とても暑い ... 夏が始まった。高緯度の夏は一瞬の輝きを残して

過ぎ去って行く。気温は少し下がり、雲が出始めた。風が冷ましてくれる。

夏は例年パリに残って過ごす事が多い。落ち着いて宿題と取り組んで見たり、

静かになったパリの街を散歩して過ごすのも悪くない。街人が日焼けして

帰って来る頃に動き始めている。夏の終わりに、一時帰国を予定している。

 

 


水の影像 paris

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水の影像 paris

 

デジャブーと呼ばれる様に、以前どこかで? 確かに見た記憶が蘇った。

巻き終えたストリーマー(毛鈎)が流れを泳いだ日。其れは細く長く見えた。

 

出来るだけ静かに、指に糸を感じながら流れを泳がせた。まだ見ぬ大物、

フィッシュイーターと呼ばれる野生大鱒に魅入られて毛鈎を変えた頃だ。

虫から小魚(水中を泳ぐ生物)へ。何時か毛鈎は徐々に大きさを増して行った。

着水と同時にクルリと頭を釣人へ向け、君は流れに孤を描く様に泳いだ。

ドキドキする瞬間が過ぎて行く。体を震わせながら、確かに細く長く見えた。

 

 


夏至 2017 paris

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夏至 paris

 

北半球に影が一番短い日がやって来た。太陽は明日から南下を開始する。

夏時間も真っ盛り。夕食後にも白夜気分でまだ明るい散歩が 楽しめる。

 

高緯度の北欧などでは白夜の真っ最中だ。沈まぬ太陽で鮭釣りが楽しめる

と言う状況はパリの街暮らしでは想像がつかない。夏至には強い陽射しを

思うが、見送る日でもある。北回帰線へ向かって北上を続けた来た太陽は

この日を境に向きを変えて南下を始める。お別れに盛夏の光を残して行く。

この日、太陽の恵みも一番強くなるのだろうか? 一瞬の夏を心に留めたい。

 

 


虫だらけの雉 paris

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虫だらけの雉 paris

 

剥製の雉を見ながらも虫の各部を空想してしまう。もう釣人の症状だ。

毛鈎を振り始めたら気をつけよう。『フライマン、直訳するとハエ男』 。

 

毛鈎を主体に考えると、許されるなら、一匹の丸ごと全体を入手する方が

より有効で経済的な方法だ。適材適所、全部の羽根が其の有意義な使い方に

ヒントを授けてくれる。この場に及んだら症候群の併発と言い訳は諦める。

心から感謝し使わして頂くだけだ。尽きない釣人の性(さが)に堕ちて行く。

釣人と少年は空想の共犯幻想を共にしている。経験と体験を巻き上げて行く。

 

 


風の抜け穴 paris

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風の抜け道 paris

 

石造りの街の風の抜け穴。分厚い石の合間を季節の風が吹き抜けて行く。

子供の頃、箱に小穴を出来るだけ幾つも開けて空気穴とした記憶がある。

 

捕まえた虫を箱に入れると、箱の上面に幾つもの穴を開ける。子供の頃の

拙い作業が思い出の様に蘇る。果たして其の小穴で新鮮な空気が中の虫に

供給出来たのか?は定かではない。当時は年上の人が手を取る様に穴開け

方法を教えてくれたものだ。子供達は教えられた通りに出来るだけ沢山の

小穴を一生懸命丁寧に開けていた。大人になってからも、規則正しく並ぶ

小穴を見る度に其の事を思い出す。石造りの街にも新鮮な風は必要だろう。

 

 


初夏の川風 paris

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初夏の川風 paris

 

真夏日が続いている。散歩に出ても日陰の道をソロソロと歩いている。

普段ならカフェテラスに座るところだが、流石に日陰の奥に座り込む。

 

帰国後パリに戻った友の詩人と久しぶりにサンジェルマンで待ち合わせて

お茶をご一緒した。日本での事、最近の過ごし方について時間を忘れて

色々教えて頂いた。夏仕事と奮闘中、川風はそんな風に釣人を過ぎている。

少年には遠い川風と思われるが、街で過ごさなければならない夏も在る。

もう一踏ん張り。釣人は自宅台所、風呂場の配線工事に取り掛かっている。

少年と岸辺へ降りて少し川音を聴いた。街はバカンスへ向けて動き始めた。

 

 


木と紙と paris

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木と紙と paris

 

机上に開かれた白いページ。時が止まる懐かしい色彩が添えられていた。

子供がする様に鉛筆で真っ白な紙にちょっと落書きを残して見たくなる。

 

セピアと白黒の写真が一枚づつ白いページに添えられている。整理された

色調が空想を拡げてくれる瞬間が在る。何故か柔らかい鉛筆を思い出した。

木と紙の質感が何かを残して見たくなる様に誘っている。初めての半紙と

向かい合った書道の時間 ... 。柔らかい鉛筆でもいいだろう。そっと優しく

気持ちを込められる時間は心を穏やかにしてくれる。そんな思いを頂いた。

 

 


赤い靴 paris

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赤い靴 paris

 

釣人には体形や色合いで鶉(ウズラ)に見えるが、山鳩なのかも知れない。

赤い靴かな? ブーツかな? 少し誇張した赤が作品に色を添えている。

 

レッドタグと呼ばれるクラシックパターンの伝統毛鈎が在る。赤い靴には

何故か渡航を思わせる不思議なセンチメンタルが在る。子供の頃に聴いた

少し寂しい響きの童謡が記憶に残る。コントラストのポイントに赤を使う

作風は毛鈎の世界でも伝統的で効果が認められている。個人的な趣向だが、

赤をコントラストとして使う場合は、極少量にする作風が身に付いている。

人の目と魚の目。釣人は少年に自らの体験から習慣化した巻癖を告白した。

隠れようとする全体の色と存在を主張する色の割合が毛鈎の素性を決める。

 

 


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