風見鶏

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風見鶏

日曜はあいにく五月雨。週末は自宅で日本女子バレーボール代表の応援で過す。
スポーツ番組は大画面に限るネ!相棒がPCのTV接続と奮闘。パリから応援した。

選手皆、随分と背丈が在る。釣人には選手の動きが「鶴の舞」の様に映っていた。
週末に続けて駆け付けた少年も大画面の迫力に大満足。三人で応援に力が入った。
昔の思い出が蘇って来た。1964 東京オリンピックの話にどれ位の仲間が付いて
これるかナ?「東洋の魔女」伝説の金メダル。セッターは勿論、鶴を思わせる程の
当時は長身が目立ったあの『河西 昌枝』。その姿は今も釣人の脳裏に残っている。
日本は幻の伝説セッターを残している。2000年シドニーオリンピックを逃した後、
「戦犯」との醜評を浴びせられ、バレーボール界を去ったセッター『竹下 佳枝』。
復活して2012年ロンドンオリンピック銅メダル獲得に至る、「 159cmの奇跡」。
ドラマへと至った軌跡は、想像不可能な其の壮絶な練習ぶりを思わせた。世界へ
JAPAN を発信してくれた快挙だ。東京大会は 174cm (当時は長身のセッター)、
ロンドン大会は 159cm(大会最小のセッター)で、日本は「JAPAN」を発信した。
2016 リオオリンピック大会出場権確保「オメデトウ」!。この大会でどんな夢を
見せてくれるのだろうか?釣人は学生時代の体育学部体育学科を通して多少深く
スポーツ仲間と時間を過ごして来た。セッターを務める「宮下 遥」の気持ちが、
伝わって感じられた。177cmは、当時ではひとり高かく見えた「河西 昌枝」より
上空に目を持った選手だ。伝説のプレッシャーは大変なものだろう。声が出せない
問題点を含んでいるらしい。ガンバレー!宮下。君が全力で先輩の名を呼びあげ、
チーム司令塔の様に声を出す姿を待っている。風見鶏はチームで孤独な時も在る。
決して「君ひとりだけの戦い」にはさせないヨ!。釣人は、少年と相棒に力説した。


 

年輪

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年輪

少年は「地球から宇宙への発信」と見えたそうだ。釣人には「年輪」と思われた。
積み重ねられた思い出が此の作品を創らせたのだろう。やはり、此れは「年輪」だ。

自分の中にはどんな年輪が描かれているのだろう?少年の空想よりも確信が持てた
釣人は、自分の世界へと潜りこんで行った。生まれた時から死んでいく迄、其処で
動かずに過ごして育って来た「木の心」をひと時空想した。鱗には魚の年輪らしき
ものが刻まれているらしい。釣人の体の中にはどんな輪が刻まれているのだろうか?
少年は自由な時の流れを無限に感じている様だ。釣人は、そっと自分を覗きこんだ。


 

釣人の「晴耕雨読」

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晴耕雨読

そろそろ梅雨がやって来るらしい。日本から季節のニュースが届いた。
フランスでは其れらしい季節の変わり目なしに、短い夏へと向かって行く。

花の都とは言われているが、石造りの街。パリ市内ではアパート式の住居が
主流となる。自宅に庭を持てる人は極限られたお金持ちだけと言う処が、
地方からやって来た人には少しさみしい生活環境だろう。釣人は自宅窓辺に
備えた小さなテラスに植木鉢を並べて気を紛らわしている。夢の「坪庭」が
持てるなら、「晴庭雨読」とか「晴庭雨巻」。夢の生活は鹿ケ谷へと託そう。
もうひとガンバリと少年から励まされた。持久力と瞬発力に頼るにしかあらず。


 

希望の扉

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希望の扉

夢の扉の向こうには、どんな風が吹いているだろう?太陽は輝いてるかナ?
流れの音が聴こえた。釣人は一本の竿を握って流れを先へ 先へと進みたがる。

どうせ見るなら、書いた夢より朝の夢。『夢は朝ひらく』と目を覚ましたい。
高校時代は運動倶楽部(サッカー)に熱中して打ち込んでいた。大学入試の
時期を迎えると、受験勉強と眠さの闘いに随分苦戦した。思い悩んだ果てに
辿りついたのが、帰宅して夕食後にすぐ早寝する作戦。真夜中に起き出して
時間を確保するのだが、そんな習慣が今になっても時々顔を出す。考え事を
するのには早朝が冴える時間帯となっている。そんな訳で釣人は早寝早起き
であった。深夜の早起きは気にならないのだが、めっきりと早寝派になった。
特に、目覚める直前に夢の作戦が浮かぶ。忘れない内に、書き出しておこう。
誰かが教えてくれているのかナァ ... ? 釣人は、希望の扉を少年に白状した。


 

早朝散歩

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早朝散歩

京都の隠れ家「鹿ケ谷」リノベーションプランに時間と頭を費やしている。
初回提案の図面を見ながら、見積書、詳細内訳書との数字格闘が続いている。

釣人の予算枠に見合った狭小中古家屋であったが、随分と古い建物である為、
居住可能にするには基礎からの根本的なリノベーション工事が必至であった。
お願い先は、建築会社が良いのか?工務店が良いのか?大工さんが良いのか?
届いた「初回提案」図面に、夢馳せた迄は順調な走り出しであったのだが ... 。
見積書、詳細内訳書との数字格闘あたりから、不慣れな計算と苦戦が始まった。
夜突然起き出して、夢の図案を書き出したり、昨日の数字合わせや合理化案の
再チェックを始め出したり、生活リズムが振られている。コーヒー飲み過ぎに
要注意かな?そろそろ朝が明けて来たので、爽やかな空気を吸いに散歩に出た。


 

釣人巡礼 「シャルトル」

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シャルトル

シャルトル

シャルトル

シャルトル

シャルトル

シャルトル

シャルトル

CHARTRES:パリ近郊南西に位置するノートルダム大聖堂で知られる巡礼の町。
「シャルトル・ブルー」透明感と深みで知られるステンドグラスの青色が美しい。

慣れない机上仕事に追われていた。バイス(毛鉤固定道具)と睨めっこなら良いが、
計算機を叩いては見慣れない行数の数字と格闘していた。まずは、コヒーを淹れて、
此れもまた人生の一部と、普段余り使っていなかった脳の一部分に刺激を加えては
卓上の計算で合理化案のアイデアを探していた。日本から届いた見積表の再編確認。
新鮮な酸素が吸いたい。五月の空に誘われて、ひとっ走り。こんな時は高速よりも
春風の国道をのんびりと走るに限る。少年と相棒を誘ってシャルトルへと出掛けた。
国道を選んで 1時間半程、五月晴れの光に美しい「シャルトル・ブルー」との再会。
旧市街の水辺でのんびりと過ごした。準備不足の釣人巡礼を、春風が慰めてくれた。


 

若葉マーク

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若葉の頃

花が散り新緑が拡がる。緑葉とコントラストを成した若葉も色を深めて来た。
カフェテラスから眺めていたちじこまった命が、もう太陽に照らされている。

はっきりと境界を成していた新旧グリーンが次第に溶け合い始めた。しっかりと
胸を張り、春の水を分かち合いながら、頼りなかった新入生グリーンが育って行く。
群れの中で立ち止まっていた、目立たないのんびり屋も後を追いかけているだろう。
釣人はそっと少年の後ろ姿を眺めていた。一端の釣人は、まだつま先で歩いている。
釣人はハンカチでメガネレンズを磨き直した。五月、二人は同じ季節の上にいた。


 

豹柄

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豹柄

五月を迎えたが冷え込んでいる。昨日は小雨だったが、今朝は澄み切った青空。
ノミの市に向かう程の時間がなく、サンポール界隈を散策してウィンドーを覗く。

石造りの壁に、「カワセミ・ブルー」のスプレー色が豹柄を妙に冴えさせていた。
スプレー色を踏みしめる豹柄は、蘭の花びらを思わす様に、妙に命のリアルさを
薫らせていた。瞳は、静かに正面を見据え、コントラストに動じる様子は皆無だ。
何故か?釣人と少年は豹柄模様の斑点には強い反応を示してしまう。木洩れ日に
其の姿を消す斑点。流れの中でも、何かをきっと伝えてくれるに違いない。そんな
期待が含まれている。見つめていたら、白壁が五月ブルーを映して黄色に輝いた。



 

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