釣人の散歩道 paris
隠れ家「Dragon」への道すがら、釣人と少年のパリ日々雑感
/ en souvenir des exellents moments passes ensemble.
留守番
2016.01.11 Monday
日記
11:30
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nobuhiro
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少年へ伝言
急な連絡が入り、相棒と日本へ行って来ます。月末頃には戻ります。
何処まで進めれるか?まだ解りませんが、全力でトライして来ます。
そろそろ寒波がやって来る頃です。暖冬ですが、風邪など引かぬ様、
十分に暖かくして待っていて下さい。帰り次第に連絡します。 釣人拝
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雀のいのち
2016.01.09 Saturday
日記
06:10
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nobuhiro
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日記・一般
冬至以降、太陽は北へ針路を変えている。だが、新春と共に寒さはこれからだ。
「食事はとったかい? 」 釣人は少年へ声を掛ける。昔、シアトルで聞いた言葉。
日本から初めてアメリカへと海外渡航した頃、釣人は十分に若く、そして何時も
空腹だった。所持金が尽きる頃、十二分に痩せた胃袋で日本レストランの裏扉を
叩いた。食事とお金と仕事に飢えていた頃だった。「此処で働かして欲しい」と
頼んだ釣人に、秀さんは「食事はとったか?」と聞き返してくれた。仕事を得た。
歳月と共に、釣人は大陸を動き、世界を渡る程に育って行った。そして気付いたら
其れなりの歳を迎えていた。時々、釣人は「食事はとったかい?」と忘れかけた
言葉を思い出す。寒さが来る。若者は、独り立ちしたての空腹を抱えている筈だ。
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クロエの日
2016.01.07 Thursday
日記
08:50
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1月 7日、忘れられない想いが在る。一緒に過ごした愛猫が逝ってしまった命日。
名前はクロエ。親馬鹿だが、とても美形でイイ奴だった。平らな顔の長毛だった。
喉元に白い星、尻尾の太い黒色の長毛系。自慢話だが、お守りの兎足を投げると
飛んで行っては口に咥えて持って来る。犬系気質も備えた丸目の可愛い奴だった。
師走の暮れに、前触れなく二晩連続して夢を見た。旅立ってからもう随分年月を
経ているが、なんだか妙にリアルな感触が残った。抱いてやると、背中に爪を立て
悪戯をしながら可愛い声を聴かせてくれた。そんな夢枕が、暮れの二晩に続いた。
翌日、釣人は妙に惹きつけられるフィンランド製ナイフと出会った。白樺の柄に
1930年頃仕上げられたと言う刃は、勿論「 Acier Carbon 」。お気に入りの銘刀。
埃にまみれながら、其れは釣人を待っていたかの様に、一途に飛び込んで来た。
背中に爪を立てられた悪戯を思い出し、我を忘れて、釣人は懐に抱いて帰った。
家で洗い直し、磨き直してやろう。どこかに、クロエの想いがした。学生時代に
彫った小熊の鈴を横に置いてやると、一緒にとても喜んでいる様だ。春が来たら、
丁寧に研ぎ直してやりたい。少年への自慢話は、美しく研ぎ終えてからとしよう。
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ネオクラシック
2016.01.06 Wednesday
日記
06:30
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nobuhiro
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この流れを進んでみる。釣人の「ネオクラシック」入口がだんだん近づいている。
釣人の宝箱には、独特な傾向が現れて来た。釣人が辿り着いた愛しみのモノ達。
釣人が「ネオクラシック」と使っている言葉の意味合いには、どんな思い入れが
含まれているのだろう?少年はなんとか近づいて見たいと、空想を巡らしていた。
釣人が良く口にする「旧型良品」と言う言葉の奥に鍵が隠されているのだろうか?
少年の知らない古風なモノなのだろうか?ニュアンスでは軽きを良しとしている
様にも感じられるが、それだけではなさそうだ。釣人にそれとなく訊いてみると、
「ネオクラシックが好きなんだヨ」 とだけ返って来る。言葉では良く解らない。
其の言葉が何か独特な意味合いを含んで使われている事だけは、少年にも直感で
伝わって来る。「考える事じゃないヨ、感じ合う事が大切な事だヨ!」釣人は
真面目な顔をして、「だんだんと自然に好きになって来た」と一人で呟いている。
その方が正直だ。独学探求を続けよう。風や流れに晒されながら、幸せになれる。
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ポイント
2016.01.05 Tuesday
日記
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nobuhiro
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日記・一般
どんなに目立たない様に息を潜めても、野生の斑紋ポイントは隠しきれない。
左右対称の天然柄が、動きだした瞬間、命のリズムを際立たせてきらめき始める。
命をおびた時から、其れは一定のリズムを打ち始める。見逃せないポイントだ。
あまりの美しさ、一体誰のため? と考え込まされてしまう。釣るだけの毛鉤なら、
流れの野生魚を掛けるだけなら ... 、一時の捕食状態を良く観察し、学んだ作戦を
実行すれば、魚はそれなりに動いてくれる筈だ。少し手前から丁寧に見せてやろう。
動き始めたポイントが美しいリズムで呼吸を始める。その瞬間を野生は見逃さない。
ところが、毛鉤に何かを?空想し始めると、毛鉤は少し違った処へ廻り道を始める。
先を急いでいるなら、一番近い道を進めば確実に早いのだが ... 。釣人は時として、
ちょっと廻り道を考えて夢を見る。気付かなかった天然柄のポイントに驚きを感じ、
その美しさを探しに行くものだ。何時の間にか?紙上の蝶は、もう飛び去っている。
動き始めの一瞬に見せる残影が忘れられない。目立たぬ様に自然へと帰してやろう。
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毛鉤考
2016.01.04 Monday
日記
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nobuhiro
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擬餌からどれ位離れられるか? 以来、釣人は毛鉤を「ラブレター」と詠んだ。
生きる為の確かな捕食状態の流れに、釣人は、一味違った恋文を流し続ける。
「釣った」より「釣れた」が面白い。釣人は相変わらず「釣人失格」ぶりを洩らす。
本物の虫じゃないのに、何かが?異様に虫っぽい。命の吐息までを ... 感じさせる。
其れは、君の熱き想いを野生に伝えてくれるかナ? 釣人の愛を込めたラブレター。
鉄鉤に揺れる羽根を結ぶ。やがて、其れは、完成へと近づいて行く。夢に見た清流!
少年の「カーティスクリーク(秘密の小川)」、君は、其処でラブレターを手渡す。
だからこそ、毛鉤釣りは独学探求で進む方が面白い ... 。 少年ともう一度合点する。
二人は、散歩道で隠れた吐息を聴きとる度に、足を止める。 ウゥん〜、コレは!
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イメージトレーニング
2016.01.03 Sunday
日記
08:30
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nobuhiro
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日記・一般
明かりの軌跡を目で追いかける様に ... 。流星のラインは、揺れない方がいいんだ。
少し遅らせた左手(ライン手)ホールを解放後、竿先が小さくお辞儀するのを待つ。
様々な表現で経験と感じたままを記録しておこう。イメージは永遠に止まらない。
成長を続ける。いままで気が付かなかった軌跡の中に、思わぬ閃きを発見しては
心強く励まされる時が必ずやって来る。時の流れと共に、少しづつ、幸運な発見に
遭遇するチャンスも増えて来るから ... 。懸命に練習する。自分本位にガムシャラ
振り回す事との違いだけは、自戒しておこう。「Let it be ... 」の精神を大切に!
ラインを飛ばすのではなく、ラインが飛んで行きやすい様に ... フォローしてやる。
とても大切な事だ。竿が風を切り唸るのではなく、ラインが澄んだ口笛を吹く事。
そんな時、ラインのループは細く尖って上達を伝えてくれる筈だ。釣人と少年は、
新年をキャスティング談義で語り明かした。辿って行こう! 先達が残した道標を!
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少年流 エコシステム
2016.01.02 Saturday
日記
09:00
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nobuhiro
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日記・一般
新年の初日。少年考案エコシステムの完成を祝して、我が家で点火式を行う。
風流を残しながら、ロマンチックさも抜群だ。都会の雰囲気作りに愛をこめて。
「どうだろう?」少年が頭を掻く。なんてたって、材料費ゼロ。少年工夫の逸品。
早くも捨てられ始めたモミの木の土台活用。モミの木がはめ込まれていた穴の
中心にドリルで細穴を底まで貫通。底側から其の穴へ太釘を打ち据える。これが
穴の内側へ貫通して釘先を出すと、蝋燭支えの釘となる。かまぼこ型に割られた
土台木の底四隅に直径 10mmの穴を4個ドリルで開けて、同じく直径 10mm の
木製芯棒をこの穴に差し込み、3cm で切り揃えると完成。制作に掛かった時間は
後片付けを含めても10分程度。制作材料は細木棒 24cm 程度だけと優れモノだ。
材料の土台木ならクリスマス後に道に沢山捨てられている筈だ。制作工具だって
電動ドリル(径 10mm、2mm)とノコだけ。細木棒、太釘一本は釣人から借用。
小さなアイデアが形を成して誕生した。相棒と一緒に三人で少年の燈火を鑑賞した。
釣人と少年、相棒は三人揃って大の焔好きだ。焚ける暖炉に夢を馳せて、自宅の
居間、寝室、隠れ家と三つの暖炉を工夫凝らして完成した。ところが、街の生活
では暖炉用の槇代が非常に高くつくので、目下節約中、めったに焔を楽しめない。
こんな倹約事情を解ってくれた少年が、アイデアを凝らして、工夫を思い立った。
「蝋燭一本で、いつでも焔が見れる」相棒が歓声あげ、少年の肩をポンと叩いた。
風流+ネオクラシックな試みへ乾杯! ロマンチックな夜にも大活躍してくれる。
釣人は少年からの新年プレゼント、小さな初日の出に其々の佳い一年を合掌した。
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新年 2016年 申年
2016.01.01 Friday
日記
08:20
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nobuhiro
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日記・一般
新年 2016年 あけましておめでとうございます。 本年も宜しくお願いします。
手足のひらを良〜くマッサージ。今年は、「キャッ キャ!」と 動き回りたい。
釣人恒例、新年朝のご挨拶。今年は「柔軟な運動神経」から探求を開始したい。
使い忘れていた手足の神経をもう一度リフレッシュ。木登り上手にコツを習う。
脳味噌コチコチの頭デッカチでは流れに肘鉄を食わされてしまう。しなやかな
神経と筋肉に裏打ちされた動きこそ、風や流れと共に風流を過ごせるから ... 。
柔らかな筋肉を大切にしたい。柔らかければ柔らかい程、其れは良く引締まる。
お猿さんから、ちょっとコツを教えて貰おう! まづは、手足のマッサージから。
相棒特製新年お雑煮で少年と共に「あけましておめでとう!」。今年も宜しく。
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