JUGEMテーマ:日記・一般
例年通り、夏はパリで過ごしている。人少なくなった街は新鮮な顔を見せてくれる。
パリ中心部、シテ島ノートルダム大聖堂の裏道で緑に覆われた窓が照らされていた。
窓に白いオウムがちょこんと添えられていた。たぶん、家主は田舎造りが好きなの
だろう。街に在りながら田舎の緑が感じられた。仕事に追われて休暇を思ったり、
街を歩き、川の流れに思いを馳せたり。今年も、夏の一日が過ぎて行く。ちょっと
物足りない方が其の気を満たしてくれる事も在る。まだまだ 『足るを知る』には
遥か遠き道のりだが、身軽に少ないもので満たされる事を何よりの成果としたい。
自然の緑に造り物のオウムが添えられるだけで、夢の扉がまたひとつ開いてくれる。
釣人と少年は夏の道を歩いた。猛暑が過ぎて、急に肌寒い程の涼しさがやって来た。