アリガトウ 2014 - 2015 コンニチワ

JUGEMテーマ:日記・一般

アリガトウ 2014 - 2015 コンニチワ

セレナーデの音色に見送られ、今年最後の一夜が過ぎようとしている。
生まれたての新年が明日から星の輝きを増してくれる。一年間ありがとう。

寒さはこれから始まるが、太陽は冬至を過ぎると既に北へ向かって動き出す。
高緯度の斜光にも、膚を通して、畳目を数える程にその恩恵が伝わって来る。
釣人と少年は、飛ばして来た一年を振り返り、改善すべき箇所を話し合った。
少年はシングルフック・チューブフライへと辿り着き、釣人はネオクラシック
へ傾倒を深めた。釣行日数少ない一年だったが、感謝多き日々へありがとう!
新年特製お雑煮を準備中。三人組の元旦集合、皆で新春の挨拶を交わしたい。

 

三寒四温

JUGEMテーマ:日記・一般

三寒四温

三寒四温

年の瀬もいよいよ。三寒四温が続いている。四捨五入するとやはり暖冬と言える。
温かい日は雪解けのツララの様な頼りない冬。それでも時たま冬らしさも訪れる。

寝る前に落したヒーターの室温を、夜中に目覚めた折に通常の温度に切り替える。
暖冬と甘く見ていた冬が、騙し騙し反撃を試みて来た。外歩きの際は余分一枚を
重ねる冬がやって来ている。少年は、ジッパーを口元迄引き上げた。防寒対策は
厚手一枚より薄手二枚重ねが有効か?釣人と少年の言う「たまねぎスタイル」が
効果を発揮する。高緯度の石造りの街では、太陽が北へ戻り始めても、まだまだ
冷え始めた大地は寒さを増して来る。久しぶりの郊外ドライブで草原全面の霜景を
覗いた。「冬の準備は万端かい?」相棒と釣人は、まだ若い少年の年の瀬を思った。

 

年の瀬

JUGEMテーマ:日記・一般

年の瀬

昨晩は三人組の夕食会。少年が屋根裏部屋から釣人宅へやって来た。
夜を明かした少年と相棒を連れ立って、今朝は休日の街をドライブした。

クリスマスで眠る街は、車数も少なく、何時もとは一味違う素顔を見せてくれる。
途中一台のパトカーと擦れ違ったきり、すっかり静まり返った街を快調に走った。
僕等が住む街がこんなに小さく感じられる日、街人達は各々田舎に戻っている。
例年より少し早く年の瀬仕事に取り掛かったおかげで、ポッカリと時間が空いた。
久しぶりに少年と毛鉤談義をやってみよう。『 憧れの魚を釣る時に使うフライは、
憧れのフライでなければならない。/ 沢田賢一郎 』少年が頷き、相棒が笑った。
釣人は凍裂が響く寒い夜を行く美しい野生のきらめきを思った。冬のラブレター。

 

淡雪

JUGEMテーマ:日記・一般

淡雪

休日を前に暖冬が続いている。街は買い物客で賑い、当日にはやがて静かになる。
高緯度の石街だが、季節の飾り物は淡雪模様。子供達は冬の景色を憧れている。

冬の思い出。目覚めた朝、何時もになく明るく、驚いて窓外を見ると白銀の世界。
風呂場の窓ガラスに一晩で描かれた氷の絵画。子供心に冬の精の悪戯と遊んだ。
何時の間にか地球全体が暖まり始め、季節の飾り付けもどこか心許無い感じだ。
前日まで賑わった街は、当日を迎えるとすっかりと静まり返る。年に一度の集まり。
離れた皆が同じテーブルに集う休日となる。習慣は違うが、ゆっくりと過ごしたい。

 

冬のグラウンド

JUGEMテーマ:日記・一般

冬のグラウンド

水際に繋がる人影少ない場所。自宅に近ければ、そこが秘密のホームグラウンド。
太く、重く、長い竿を振る。大型免許を獲得出来たら、小型運転は「余裕綽綽」。

18ft #12 DH, 17ft #13 DH, 17ft #12 DH。 冬の投法練習に持って来いの竿群。
ちょっとヤッカイな竿だが、最初にコレ等を振っておくと、様々な竿と出会っても
臆することがない。まだ体が出来ていない少年は、自然に竿尻を体に当てがって
扱うコツを習得した。相棒までが、大きくゆっくり振る光景を目のあたりにすると、
釣人は独学探求に明かりを見出した。「大型免許は、小型免許を包括してくれる」。
専門的な優れた竿が大量に創り出される時代、「こんなもんだろう」と最初に体で
習得しておくと、それからの出会いが「余裕綽綽」。竿が基本動作を諭してくれる。

 

実用一品

JUGEMテーマ:日記・一般

実用一品

独学探求の一幕は、「実用一品」との巡り合い。気のイイ奴との運命的出会いだ。
其れ等は、決してアスリート必携のサラブレッドだけではない事に気付き始めた。

熱情に駆られた若き日を想う。夢の用具へ貯金箱を叩いていた時が確かに在った。
釣具店から抱えて部屋へ駆け戻った時が在ったものだ。共に流れを過ごした時間を
吸い込んだ用具達と、出会いや別れを過ごしながら、現在、今の自分に至っている。
世界への架け橋にアスリート用サラブレットとも少しは夢の時を過ごしたつもりだ。
それは勿論、許された自分の総活力、可能性の器の内であったが ... 。独学探求を
続けながら、やっと最近、なんとか自分らしい在り方に気付き始めた様に思える。
「実用一品」との出会いからだ。気のイイ奴との巡り合い。今はそれを大切に思う。

 

石畳枯葉色

JUGEMテーマ:日記・一般

石畳枯葉色

帰国を終えて師走の真っただ中に在り。少し早いが、年末年始をスタートする。
冷夏暖秋の影響か?毎年少しづつ落葉の季節が遅れている。石畳に冬の枯葉色。

瞬発力に優っているとは思えない為、前もって少しづつ準備する習慣が身に付いた。
パッ と散る落葉は若木の証拠などと言われるが、今秋は例年になく樹々に残る葉が
目に付く。地球も樹々も持久戦らしい ... 。釣人は早い準備、鬼に笑われる覚悟で、
年末年始の仕事に取り掛かる。家電機器の電池交換、水道水の石灰フィルター交換、
新年略式大掃除。一息つきに街を歩くと、冷たい秋風の中にまだ枯葉が残っている。
冬を迎える小雨が石畳を濡らすと、シックな色合いは「ネオクラシック」な風情だ。
そろそろ、新しい手帳に、はじめてのラブレターを書き込みたい。少年と作戦開始。

 

師走考

JUGEMテーマ:日記・一般

師走考

師走考

師走考

一時帰国からすっかり冬気配へ移ったパリに戻り、一夜を明けて師走を迎えた。
体に残るタイムラグを解消すべく、冷気浴を兼ねて、少年と街歩きを再開した。

京都で見た町並みが頭にまだ鮮明に残っている。パリ石造りの建物が新鮮に映った。
三週間程の帰国であったが、歩き慣れた散歩道が留守中に随分変化して見えるのは
タイミング合わせる様に到来した冬の訪れのせいだろうか。昨日は、朝方に気温が
マイナスを示していた。寒さに関わらず進む旧市場跡「 LES HALL」改築工事は、
冬風にも負けず、見違える程までに至っていた。開始当初は、竜骨を思わせていた
主要鉄柱も、今では「宇宙ステーション」を思わせる、曲面体で空間を包んでいる。

ウォーミング up を終えて、少々時間を費やした帰国時の遅れを取り戻して行こう。
少年と歩く散歩道の発見が、釣人の体にエネルギーを灯してくれた。冬仕事の再開。

 

時流 JAPAN 2014 秋

JUGEMテーマ:日記・一般

時流

時流

時流

パリへ戻る日が来た。今回の帰国でどこまで母国の流れに辿り付けたのだろう?
頭を上流へ向け、川上からの匂いを探したつもりだ。時の流れをとりもどしたい。

紙屋川の流れを佇んで眺めた。釣人はまだ「京の川」を知らない。土地に生き、
その流れを思う人で在りたい。始まりは、最初の足場から ... 。パリへ戻ったら
少年と共に計画を継続して行こう。時代は「はやぶさ 2」の旅立ちを迎えている。
明日ではない明後日。遠く長い歳月を要する計画も、最初の第一歩から始まる。
集めた情報を整理してパリで待つ少年のお土産としたい。いつまでも美しい川へ。

 

初動の兆し Kyoto 2014 秋

JUGEMテーマ:日記・一般

初動の予感

初動の予感

初動の予感

初動の予感

初動の予感

初動の予感

初動の予感

初動の予感

初動の予感

初動の予感

年一度の帰国を繰り返していたが、海外在住のズレはなかなか取り戻せない。
釣人と相棒は、遡上の時を感じながら無造作に動き回った。微かな兆しの予感だ。

四十年近くを海外で過ごして来た。 「なんだかとても日本に似た国にいる様だ」
帰国時の釣人がふと漏らした言葉には、どうしようもない時の流れが含まれていた。
雛鳥が最初に餌をくれた者を親と思う様に、学生時代の日本が体に焼き付いている。
母国の懐は離れていても温かく懐かしい。観光名所とは別に古都の素顔を探したい。
まったく異質でありながら、パリの散歩道と同感のモノ、同種のリズムが聴こえた。
「町並みに飽きることのない静かな気流が在る」釣人は嬉しい発見に燥いで喜んだ。
母国の古都、今から遡上する流れを前に、釣人と相棒は微かな初動の兆しを感じた。

 

calendar
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< December 2014 >>
sponsored links
selected entries
categories
archives
recommend
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM