フラッシュバック ・トロギール

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フラッシュバック 「トロギール」

フラッシュバック 「トロギール」

フラッシュバック・トロギール

フラッシュバック 「トロギール」

フラッシュバック 「トロギール」

感じるままにより清明な生き方こそ「クオリティ オブ ライフ/ Quality of Life 」。
『人間は、みんな大きな苦労の石を大切に抱いて生きてるんや ....... 』/ 水上 勉。

港町の少年が朝陽のあたる桟橋で釣糸を手繰っていた。竿すら使わない釣法には
キューバや南米の旅時に海辺でじっくりと御目に掛かっている。もう言葉は不必要。
釣糸に鉤、そして釣人。同じ朝陽を浴びながら、釣人はフラッシュバックして行く。
先斗町に住む静香が橋を渡って来る。庭師だった義父鶴吉のつぶやきが聞こえる。
芸妓の名は静香。水上 勉 「京の川」が流れている。釣りするおじさんに近づくと
無言の挨拶で魚を見せてくれた。夢中に潮風は匂わなかった。限りなく透明な風が
釣人の体中を吹き抜けて行く。 「どこまでも職人として生きていけるだろうか?」
「いつか三人一緒に京都で暮らしてみないか?」 釣人は心の中でつぶやいていた。

 

トロギール 港育ち

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港育ち

港育ち

港育ち

港育ち

港育ち

港育ち

港育ち

港育ち

港育ち

アドリア海の埠頭を闊歩し、海を渡る太陽と共に潮風に吹かれて生きる人達。
トロギールの港育ちは、其の明るさのどこかに微かな東洋の匂いが感じられた。

人と人の距離感が近いのだろうか?パリの街人と比べて会話の間にも親密感が
伝わって来る。それにしても皆が見事な英語力を備えている。バスの運転手から
スーパーのおばさん達まで、流暢な英語で答えてくれるので驚かされた。何時?
何処で身に付けただろうか?海を渡って来る太陽?港を吹き抜けるて行く潮風?
それはきっと、おおらかに外人を受け入れてきた港育ちの成せる技ではないか?
学校は埠頭に沿ってひと歩き。出港や碇泊を繰り返す大きな船を横目に通学する。
夕暮れにオレンジ燈が灯っても、港の石畳広場では子供達が遅くまで遊んでいた。

 

散策 トロギール

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トロギール 散策

トロギール 散策

トロギール 散策

トロギール 散策



トロギール 散策

トロギール 散策

トロギール 散策

トロギール 散策

トロギール 散策

トロギール 散策

トロギール 散策

トロギール 散策

トロギール 散策

港旧市街トロギールの路地を散策する。時代を越えて来た街は細い迷路造り。
海の光に晒され、キャンバスはコントラストをなす色や質感を浮かび上がらす。

旧市街全体はナチュラルな古石色の基盤色で出来上がっている。その色があたかも
キャンパスの様に街全体を取り囲んでいる。フジツボ色?少年が新色を命名した。
時代の流れを海の光に晒された古石色は、面白い程に、其々の色を拒むことなく
許容している。釣人はふと春夏秋冬の光、川底へ射し反射する光に思いを馳せた。
海の光は川とは違う想像力を刺激してくれる。海用の毛鉤を巻く際には、忘れては
ならない事かも知れない。降海性の魚が、川へ遡上を始める際に、きっと記憶する
色彩感覚ではないか?釣人は、少年が命名したフジツボ色に映える色彩を空想した。
隠れようとする色と存在を主張する色。コントラストの調合が大切になるのだろう。

 

ロマネスクの街 「トロギール」

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ロマネスクの街

ロマネスクの街

ロマネスクの街

ロマネスクの街

ロマネスクの街

ロマネスクの街

ロマネスクの街

ロマネスクの街

ロマネスクの街

ロマネスクの街

トロギール(Trogir):アドリア海沿岸最大の都市スプリットから西方へ約 20km。
城壁に囲まれたロマネスクの街は、陸繋がりに見えるが、橋によって結ばれている。

起源はギリシャ時代にまでさかのぼり、1997年にユネスコ世界遺産登録された町。
少年が真っ先に声をあげた。「隠れ家(Dragon)の紋章になるネ!」竜の石彫紋が
いたく気に入った様だ。到着バスターミナルから市場横の短い橋を渡ると旧市街だ。
陸繋がりに見えるが、本土とチオヴォ島の間に浮かぶ小さな島の旧市街だ。城壁門を
くぐり抜けると、石並みが続き、建物には可愛らしいロマネスク石彫紋章がご挨拶。
相棒の指さす愛嬌のあるニワトリやライオンのロマネスク紋章にも、笑顔が零れる。
この小さな旧市街に二泊する。地中海・アドリア海の昔物語を感じ取ってみたい。

 

西北西へ

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西北西へバス移動

西北西へ

西北西へ

西北西へ

西北西へ

作戦会議の末、旅順が決まる。「Dubrovnik → Trogir → Split → Dubrovnik 」。
バス移動で 4時間半。西北西に位置する城壁の街「トロギール(Trogir)」へ出発。

「アドリア海の真珠」と評された美しいドゥブロヴニクの街で過ごした三人組は、
作戦会議の末、これからの旅順経路を決定した。ユネスコ世界遺産に登録される
旧市街地に宿泊、廻る旅は宿先押さえの必要が生じる。ドゥブロヴニク旧市街地は、
1991年クロアチア独立戦争で旧ユーゴスラヴィア軍の攻撃により旧要塞街も被害を
受け、終戦後の修復にて危機を脱した世界遺産の街であった。この旧市街を後に、
向かう「Trogir」もロマネスクのギリシャ時代にさかのぼる世界遺産の街だそうだ。
出発のセントラル・バスターミナルは、新市街の Dubrovnic 港すぐ脇に位置する。
港には「Queen Victoria」が碇泊していた。地中海やアドリア海には豪華客船での
旅行者も多い。「マンション風のテラス付だネ」少年は目を丸くした。三人組は
地中海版五十三次、「やじきた道中」を味わいながら「Trogir」の街へと到着した。

 

真珠の色

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真珠の色

真珠の色

真珠の色

真珠の色

真珠の色

真珠の色

真珠の色

アドリア海「城壁の街」ドゥブロヴニク。碧に冴える真珠の色を探しに散策する。
海の光を反射する大理石。オレンジ瓦に石造りの街で散りばめられた色を探す。

釣人と少年は流れに冴える色を探しに散策する。光は水を透過して川底を反射する。
千変万化の光に、その瞬間冴える色がきっと在る筈だ。思いを込めた毛鉤に描く
自作のラブレター。納得の香りを添えたいからである。「碧い海」に輝く光は
どんな色香を真珠に添えるのだろう?この街の人々は、どんな色を海風に散りばめ、
歴史の中を生きて来たのだろう?風に吹かれて路地を歩いてみると、いろんな色が
語り始める。少年の碧色、相棒の京紫。釣人は黒真珠が放つ不思議な光に惹かれた。

 

潮風の味覚

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潮風の味覚

潮風の味覚

潮風の味覚

潮風の味覚

潮風の味覚

潮風の味覚

潮風の味覚

碧い海の楽しみは観るだけでは未完成。街の各所から美味しそうな匂いがする。
市場の日干しイチジクの誘惑には三人揃って完敗。整腸剤にリンゴもひと齧り。

歴史のどこかに東洋の香りや風味が隠されているに違いない。海産物の食しかたが、
台所の煙の匂いで了解される。島国育ちのぼくら邦人には、同じ好みのテイストを
嗅ぎあてる鼻在り。海産物の美味しい戴き方「シンプルに、ちょっとピリっ と」。
夕食が待ち遠しい処だが、美味しく戴く為にも、お昼は少々我慢が肝心と話ながら、
市場の日干しイチジクに三人揃って完敗。旅の整腸剤は一日一個のリンゴで病なし。
お腹を壊した時は野菜スープに大さじ卸しニンニク ... 。釣人は旅講座を解説した。
相棒、少年は新鮮なタコ、イカに目がなく、釣人は「噂のイカ墨リゾット」が本丸。

 

冬曇りの海

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冬曇りの海

冬曇りの海

冬曇りの海

冬曇りの海

冬曇りの海

冬曇りの海

冬曇りの海

冬曇りの海

冬曇りの海

ドゥブロヴニク到着時の夏空は、次第に薄雲を拡げ、やがて冬空へと変わった。
信じられない「碧い海」を見せてあげるよ! 若干、季節を外したスタートだった。

釣人は西空を仰ぎ見たが、初日の「碧い海」は適わなかった模様だ。冬曇りの空が
海と繋がり、その碧さを隠している。釣人と相棒は、少年の驚く丸眼を楽しみに
自信の場所選びだったが、季節は既に冬に傾いていた様子だ。少年は雲間の光が
海に拡がるのを待ちながら、広い海を満喫してくれている。釣人は相棒の肩をポン
と叩いた。「冬の海」は川では見られない深みを教えてくれるものさ。飛び込んで
来た三人組に、海は季節の移ろいを見せてくれているのだ。時折海へ射しこむ光に
歓声をあげる少年。清流とは違うまだ見ぬ「碧い海」を、心に浮かべいる様子だ。
「アドリア海の真珠」と呼ばれるドゥブロヴニク。三人組はその港から海を眺めた。

 

クロアチア 2014 秋

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クロアチア  2014 秋

クロアチア  2014 秋

クロアチア 2014 秋

クロアチア 2014 秋

クロアチア 2014 秋

ドゥブロヴニク( Dubrovnik ):旧市街は周囲 1940m の塁壁で固められている。
「アドリア海の真珠」と呼ばれ、通りは、人々の通行により磨かれた大理石だ。

飛行機はCDG空港を飛び発ち、昼食スナックを齧っている間に、2時間 15分程で
ドゥブログニク国際空港へ着陸。宿泊の旧市街地へは、バス 30分程で到着した。
相変わらず下調べ無しの旅立ちで、頼りは相棒からの豆知識を詰め込みながら
バーナード・ショウ『この世で天国を求める者はドゥブロヴニクへ行かれよ』との
呪文を念じながら、旧市街地へと進む。石畳と言うより、艶のある大理石が敷き
詰められ、大通りは輝いていた。石の街は、ゴシック、ルネッサンス、バロックの
建築物に囲まれた海に面する美しい要塞の街だった。休養と日常生活からの冒険、
休まるアパート式部屋を相棒が予約済ませていてくれた。ここから碧い海へ向かう。

 

留守番

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留守番

少年へ伝言
クロアチアへ行こう!。パスポート、仏滞在許可証、7泊 8日の旅支度で OK。
航空券は準備済みだよ。相棒と一緒に、碧い海を見に出掛けよう!  釣人拝
 

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