秋燦燦

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秋燦燦

インディアンサマーと呼ばれた夏の盛り返し後、秋らしい気候が静かに訪れた。
季節は大きな移り変わりを遂げた気配だ。冷夏の影響か?樹々にまだ残葉が多い。

少し暖かめだが、朝夕の明るさはすっかり秋入りを告げている。寝室の窓明かりで
時間を読む釣人だが、秋の訪れが伝わって来る。季節の仕事もやっと一段落した。
仕事合間に少年を誘って街を歩く。少しづつ、ペースを取り戻している。11月の
恒例一時帰国を前に、旅風に誘われて小旅行を計画中。時間を確保する為に仕事を
進めておきたい。散歩道のなんでもない風景が釣人と少年の探究を励ましてくれる。
この街の風景の中から教えて貰えるものが多々ある。街は、『開かれた教科書』だ。

 

後片付け

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後片付け

川閉めを後に冬を過ごす釣具の大掃除。長靴の底から川砂がこぼれ落ちて来た。
日蔭で十分に乾かし、塵や汚れを除去して、必要に応じて補脂を施して保管する。

釣人と少年は今シーズンお世話になった用具の後片付けを行った。シーズン中の
酷使に耐えてくれた釣用具達。ささやかだが、羽根を伸ばして貰おう。ありがとう。
ピッカピカの「ニッケルクローム!」気持ち良い輝きを味わってくれ!。床に散った
川砂が二人を夏の思い出へと誘った。仕事手を止めて、ひと時、窓の外を眺めた。
今年も一緒にやってこれた。来年の春、また一緒にやって行こう!おやすみなさい。

 

残照

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残照

残照

残照

残照

残照

残照

残照

残照

川閉め直前にふと湧いて来たノルマンディー釣行。一人参加であったが流れに入る。
九月半ばにして残暑盛り返す。夏が残り火を燃焼させて去って行く、秋日和だった。

今年最後の流れを恒例のセーヌ上流 V村にて過ごしたが、川閉め直前の最終週末に
ノルマンディーの流れへ誘って頂いた。深場に鱒、浅瀬にオンブル(グレーリング)
が共生する、美しく豊かで、贅沢な流れだった。達人揃いの組で、釣人は様々な技と
流れでの過ごし方を学ばせて貰った。まだ知らぬ少年へ、自分の枠を超えた新世界を
しっかりと見定めて伝えたい。先輩方が辿り着いた楽しみ方や釣技を学ばせて頂く。
火照る体に冷たい流れが心地良かった。釣人は「独学探究の道」を探し求めている。
流れは静かに何を伝えているのだろう?いつか一人前のカッコ良い釣人になりたい。

 

ありがとう 2014 秋

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ありがとう  2014 秋

ありがとう  2014 秋

ありがとう  2014 秋

ありがとう  2014 秋

ありがとう  2014 秋

ありがとう  2014 秋

毎年、秋の訪れと共に川閉めが来る。今年はどんな思い出が残っただろうか?
来春までの長い冬を乗り切ろう!きっと素晴らしいラブレターを巻き上げたい。

釣人にとっては長い冬の川閉めとなるが、流れはたゆまず、恋人達の為に流れる。
雄の野生鱒は紅色を増し、彼女を誘い始める。釣人の誰もいない静かな流れに
熱いリングを描くだろう。野暮な釣人の足跡は秋雨が消してくれる。冬の期間、
野生鱒は恋に目覚めて互いに求め合う。川開きには産卵を終え、子孫を残す筈だ。
流れには踏み越えてはならない境界が在る。今日の秋日を体いっぱいに吸い込み、
釣人と少年、相棒の三人組は、其々の流れに「暫しの別れ」。思い出をありがとう!

 

ダディー ロングレッグ

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ダディーロングレッグ

ダディーロングレッグ

ダディーロングレッグ

ダディーロングレッグ

釣人と少年は一端のウェット派。ドライを使う場合は、大きめ毛鉤を好んだ。
最終日をドライ毛鉤で過ごした。リーダーの返りと静かな着水が心地良かった。

雨が降っても、ライズが無くても、川で竿を振りたい。他の釣人が諦めて帰った
静かな流れで独学を進める内に、何時の間にか?すっかりウェット派(水中毛鉤)
となって行った。少年も自称ウェット派を名乗っている。通常ではなかなか釣れない
大きな魚と出会いたいらしい。釣人は、ウェット(水中毛鉤)をひったくる様に奪う
野生の息吹が指先に伝わると何よりの幸せを感じた。それでも時々、ドライ毛鉤を
水面に浮かべることもある。反りのあるターンオーバーや毛鉤の静かな水面着水が
心地良かった。「共に捨てがたい魅力だネ!」今日は、久しぶりに水面を楽しもう。
毛鉤は改良「ダディー ロングレッグ」。旧型にスリム化を施した新作ラブレター。
今朝の夜明け前、釣人と少年は浅瀬で一匹づつ、美しい野生の宝石を掌にした。
ウェットが生んだ「水切れの良い揺れるドライ毛鉤」。秋の日に少年の毛鉤を結ぶ。

 

朝食後

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朝食後

朝食後

朝食後

朝食後

朝食後

釣宿の朝食を三人で平らげる。残りのヒトカケラは、育ち盛りの少年へ譲った。
朝食はオレンジジュースから始まる。パンをいつもよりもう一切れ多く戴く。

窓を開くと川辺の気流が部屋を満たす。最近特に釣行荷物を極力減らしているが、
BOSE 小型携帯スピーカーは逆行して増やした品。釣宿の朝に「モーツァルト」。
出来る限り良質の音で聴きたい。お小使いを叩いて、三人組で獲得した朝の調べだ。
川辺の気流を吸い込みながら、ちょっとした朝の贅沢が味わえる。早朝の釣りが
恒例となり、毎回朝食を少し遅めにしてもらっている。相棒は何よりの朝寝坊時間。
三人揃って朝食をとる。田舎風の広い食卓にいつも美味しい焼き立てのパンを用意
してくれる。おじさんは大工の名人、おばさんはジャム仕込みの達人。食後の出発!
三人組は、今年最後の流れに溶け込んで行く。別れを惜しむ穏やかな秋日和だった。

 

おはよう

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おはよう

おはよう

おはよう



おはよう



おはよう

朝陽がエネルギーを分けてくれる。釣人と少年は秋露にまみれて川原を歩いた。
釣人と少年の夢の時。セーヌが目覚め、みずみずしい素顔で二人に微笑んでくれる。

刈り取られた牧草が夏のなごりを思わせた。早起きの猫が草原で朝狩りをしていた。
穏やかなセーヌのほとり、季節の中に皆が逞しく生きている。もう、秋が始まる。
朝露はいつか霜へと移って行く。釣人と少年は秋の朝陽を過ぎた夏の思い出とした。
陽が昇り辺りが明るくなるとお腹が空いて来た。そろそろ宿に戻って朝食にしよう。
部屋窓から静かにモーツァルトの調べが聴こえた。相棒も熟睡から目覚めたようだ。

 

釣人の逢瀬

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たまさかの逢瀬

たまさかの逢瀬

たまさかの逢瀬

たまさかの逢瀬

翌日早朝。たまさかの逢瀬である。釣人と少年は、そっと釣宿を抜け出した。
小型懐中電灯をポケットに、相棒の熟睡を確認して夜明け前の流れへ向かう。

以前は相棒も参加した早朝の流れだったが、相棒は熟睡と朝のモーツァルトを選択。
釣人と少年は男のロマンを探究。書きあげたラブレターをまだ明けぬ流れへ届ける。
釣人は長靴ももどかしく、少年は「竜のしっぽを踏みに行こう!」と空威張りで、
雄叫びをあげる。二人にもう言葉は不必要。懐中電灯サインだけで互いを理解出来る
恒例の共犯パターンだ。洗い晒しの髪、セーヌの吐息が伝わる。朝陽が昇る迄、
二人はセーヌと共に過ごす。少年もこの無意味な儀式を、男として理解するだろう。

 

秋日和

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秋日和

秋日和

秋日和

天気予報に反して穏やかな秋日和に恵まれた。日没まで流れと共に時を過ごす。
竿手がリラックスして来ると、糸手(ライン手)の指先が繊細な感覚を取り戻す。

目の前の流れに一歩づつ溶け込んで行く。糸手のラインが張り、囁きが聴こえる。
恵まれた秋日和。生活の街時間は止まり、三人組は日没までに童心を取り戻す。
到着して荷物を移した後、近くのスーパーでワインと夜食の確保も済ませてある。
釣宿は川からあがり川縁の徒歩一分。何より楽が出来るお気に入りの隠れ定宿だ。
流れはそっと緊張や慟哭を洗い落してくれる。今晩は満ちた笑顔の名月も楽もう。

 

ゆっくりと元気

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ゆっくりと元気

ゆっくりと元気

ゆっくりと元気

ゆっくりと元気

元気復活。「風の釣人」仲間入り。 ... と、水面を目指した毛鉤は、頭上の樹枝に。
「ジャマしちゃいけないヨ」 釣人と少年は、相棒の回復をゆっくりと見守った。

随分と長いご無沙汰で、なかなか上手く竿が振れない。くじけずに、少しづつ ... 。
流れは君を待っていてくれる。弛んだ左手(糸手)ラインが張りを取り戻すまで。
風と流れが君の竿の振り方を確認してくれる。ゆっくりと、少しづつ取り戻すんだ。
教書や人のアドバイスより風や流れの音に耳を傾けよう。指先に伝わるラインの
囁きを落ち着いて丁寧に聴き取ろう。いいゾ!ラインが少し張りを取り戻している。
今年の夏、相棒は大人へと歳を重ねた。糸先には、少年の気持ちが結ばれていた。

 

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