JUGEMテーマ:日記・一般
市場にカワイイ奴が停まっていた。「虫のように」は、毛鉤だけでもなさそうだ。
釣人は「蝉」、少年は「カナブン」を空想した。昆虫ならば 4枚羽根だが ... 。
少年には夏蝉の記憶が薄い。漠然と夏に聞いた蝉声は覚えているものの、その姿は
余り定かではなかった。フランスでは殆ど蝉を目にしない。デザインとしては各所に
登場する蝉も、そのものは気温や緯度、土質などで生息の確認は出来ない。北海道
では、真夏の毛鉤として、「山蝉」毛鉤も登場すると聞いたが、未だ体験に及ばず、
少年への説明にやや力を欠いた。蝉には単眼(通常の目と目の間にある星状の 3点)
と複眼(いわゆる目)が在る。単眼は照度計の様に、光の明暗などを感知する器官
らしい。少年の忘れかけた日本の蝉へ、即席知識を点滴しておく。人は様々な要素を
自然から享受している。亡き師曰く、「釣人は虫の様(さま)で在れ。小さき事は、
長所なる事」と励まされた言葉を思い出す。ルノー社製小型車は、空を飛びそうだ。