JUGEMテーマ:日記・一般
釣人は暗号を解く様に渓谷の風を読み取った。
物陰に在る印こそ、信頼出来る情報が多い。
村人は時々風上へ向かう。
「コルカ」。この響きは二人山旅に香りを添えてくれる。
渓谷の風に吹かれて歩く。釣人と相棒は積まれた石に惹きつけられた。
村人が時々する様に、二人は風上へ向いた。風が二人を山へ誘っている。
二人は渓谷の風にコンドルの匂いを嗅ぎ出していた。積み上げられた石影には
民族服がくっきりと浮かんで来る。渓谷の奥から吹き降りて来る風には、確かな
響きが聞こえている。「奥へ登っておいで!」いよいよ、試される時が来た様だ。
ワルカワルカ山(6,025m)を左手に仰ぎながら、4,000m+の山峠を越える
移動となるだろう。道はクルス・デル・コンドル(コンドルの十字架)を通り越し、
カニヨン・デル・コルカの村へ通じている筈だ。二人の旅は、コンドルに導かれて
クスコ広場からマチュ・ピチュへの旅で始まった。今度は僕達が君が棲む渓谷へ、
君を訪ねに行く番だね。二人は、明朝のチバイ出発を決めた。もう少し奥へ進む。
釣人は暗号を解く様に渓谷の風を読み取った。
物陰に在る印こそ、信頼出来る情報が多い。
村人は時々風上へ向かう。
「コルカ」。この響きは二人山旅に香りを添えてくれる。
渓谷の風に吹かれて歩く。釣人と相棒は積まれた石に惹きつけられた。
村人が時々する様に、二人は風上へ向いた。風が二人を山へ誘っている。
二人は渓谷の風にコンドルの匂いを嗅ぎ出していた。積み上げられた石影には
民族服がくっきりと浮かんで来る。渓谷の奥から吹き降りて来る風には、確かな
響きが聞こえている。「奥へ登っておいで!」いよいよ、試される時が来た様だ。
ワルカワルカ山(6,025m)を左手に仰ぎながら、4,000m+の山峠を越える
移動となるだろう。道はクルス・デル・コンドル(コンドルの十字架)を通り越し、
カニヨン・デル・コルカの村へ通じている筈だ。二人の旅は、コンドルに導かれて
クスコ広場からマチュ・ピチュへの旅で始まった。今度は僕達が君が棲む渓谷へ、
君を訪ねに行く番だね。二人は、明朝のチバイ出発を決めた。もう少し奥へ進む。