アリガトウ 2012 - 2013 コンニチワ

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アリガトウ 2012 - 2013 コンニチワ 

ゆく年、くる年。年の瀬の最終日はやはり、買い出しに出る習慣が抜けない。
元旦、正月を家に籠っても大丈夫なだけ食糧源を確保してから一安心。

欧州の正月は、週末の日曜日の如く過ぎて行く。もともと謹賀新年の習慣はない。
新年へカウントダウントと共にシャンペン開栓の音、若者の気勢。カップルのキス。
勢い良く始まるが、一瞬の祝い事で日常生活スタートが始まる。庶民の生活がある。
海外生活が長くなっているが、日本で焼き付いた正月、元旦の習慣は何時も心に
記憶され、付いて来る。幕の内位は、籠れるだけの食糧源の確保で一安心と心得る。
今年一年ありがとう。そして来年も宜しく。心から素晴らしい新年をお迎え下さい。


冬の夜

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冬の夜

パリは思いも寄らぬ暖冬が続いている。年始にもこの冬雨は引き継がれそうだ。
釣人と少年の冬イメージは、凍裂の音がシバレル夜に響く森の家なのだが ... 。

少年の屋根裏部屋窓ガラスに冬の目張りを終えた。釣人と少年が考えた防寒対策。
梱包用プチプチの一段大き目のものを窓ガラスの大きさに切り取り、両面テープで
窓ガラスに貼り付ける。冬の寒さを凌げる経済的簡易二重窓が完成する。ガラス幅
にキッチリ計測すると手作りの味わいが生まれる。これで少年の冬の夜が守られる。
簡単な作業で思いの外、暖房電気代の節約が出来る。二人推薦の冬対策。さてと、
二人は北風を求めて、冬の街を歩いた。今年の年の瀬は春のそよ風が吹いている。


牡蠣のプレート

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牡蠣のプレート

少年と相棒の大好物、生牡蠣。今日の午後は三人分の牡蠣剥きが釣人の仕事。
休日の直前。町の魚屋に山盛りに積まれた牡蠣箱が、飛ぶように売れて行く。

どうやって盛り付けて驚かせようか?釣人は剥がした蓋をそっと身の上にかぶせた。
海の塩水をなるべく落とさない様に ... 。斜めに傾けず、平にそっと皿上に並べる。
剥がした上蓋を重ねた。これで牡蠣の湿り気が新鮮に保たれる。旨みの色合いは、
釣人風の川底模様でどうだろう?昨日、少年と歩いたオデオンのレストラン飾り付け
が釣人の頭に浮かんでいた。白ワインを十分に冷やして戴こう。少年のフォアグラは
1.5倍の大サービス。隠れ家「Dragon」からの帰り道、近くの Pierre Herme にて
食前のマカロン、食後のケーキと奮発した。今晩は上機嫌の相棒を肴に食を楽しむ。



休日準備

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休日準備 

冬至を越した。年の瀬は祝日や新年へ向かって、まっしぐらに流れて行く。
太陽は僅かずつ、本日から新春の輝きへ一日毎に戻って来てくれる。

釣人と少年は二人掛かりで新年迎える準備で追われている。昨日は恒例年一回の
水道水フィルターを交換した。これで随分水道水から石灰分を漉し取れる。お茶好き
の相棒が喜んでくれるだろう。序でに目覚まし時計の電池も新年へ向けて交換した。
釣人は少年の屋根裏部屋へ乗り込み、ベッドをどけて掃除機をかけた。少年が頭掻く
間に、小さな部屋が見る見る綺麗になる。学生時代から身に染み付いた一夜漬けは、
此の場に及んだ際に、なかなか役立つ。二人は一日頑張り、祝日前の冬街へ出た。



竜の溜息

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竜の溜息 

年の瀬を迎えようとしている。数日を凌げば、冬至を越えて太陽を呼び戻せる。
竜の年は蛇に変わろうとしていた。どんな年だっただろう?そして、節目を迎える。

寒さの峠は新年を待たねばならぬが、冬至越えで一足早く太陽は戻って来てくれる。
三匹の竜が短かった一年を振り返っていた。少年に相棒、釣人もいよいよ師走の時を
迎えている。例年事だが、釣人は新年好スタートに向け、仕込める事を探し出しては
早目準備に取り掛かかる。目標は、1) 軽くする事。2) 量を少なくする事。其れ等を
より経済的に処理出来る様に仕込む事。三匹の竜は、重く深い溜息をつく。希望は、
新春の太陽光がもうすぐ其処まで届いている事だ。其れを頼りに北国の冬を凌げる。


パリ 冷え込み

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パリ 冷え込み 

油断してたらイダテン寒波急襲。早朝−5℃、昼になっても−1℃と冷え込む。
今冬は羽毛着流行りなのか?ふっくら羽毛で寒さと渡り合う街人が目に付く。

朝目覚めると突然の寒波到来で窓際から冷気が忍び込んで来た。体調を崩して以来、
少年が釣人宅へ足を延ばしてくれる。今朝の少年の頬は、リンゴ色に染まっていた。
まだ朝のコーヒーは薄目。胃に優しいホットミルクで少年、相棒と朝の体を温めた。
寒さに負けず、回復体慣らしに少年と冷気浴に街を歩く。いよいよ、冬が到来した。


冬のフクロウ

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冬のフクロウ

気温はさほど下がっていないが、湿り気含む肌寒い冬日が続いている。
帰国後、少し体調を崩してしまったが、少年と街へ出られる処まで回復した。

街は師走、クリスマスイルミネーションに照らされ人が忙しく動き出している。
パリに戻ると、気緩みが出たのか?帰国時の気疲れが急に寄せる年波の如く
胃腸に出て、少々体調を崩してしまった。首長くする少年への土産話も延びて
しまった。相棒も急に冷え込み始めたパリ温度に帰国時の温度が調節効かず、
珍しく喉風邪で咳き込みが続いている。少年の見舞いに励まされ、元気回復の
兆しを取り戻した。釣人はこの好タイミングを生かし、ダイエットに挑んでみた。
油断続きの贅肉と血糖値を此の期に封じ込めておきたい。フトンに籠りながら、
二冊の本に目を通す事が出来た。『日残リテ昏ルルニ未ダ遠シの意味でな。
残る日を数えようというわけではない』 と、早速、見舞いの少年に講釈を入れた。
「いろいろとやることが出て来た」 釣人は窓外に「冬のフクロウ」を思っていた。


修理された時計

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修理された時計 

頑丈だけが取り柄であった釣人は不覚の旅疲れを感じ休養を取った。
帰国時に長野戸倉に在る時計店で二つの時計が修理を受け、生き返った。

感謝の気持ちを込め、店名「宮川時計店」と書き残させて頂こう。此処の店主は
人物で在る。一つは亡父の形見とも言える父の書斎に残された手巻きの置時計。
親父にしては洒落たウエストミンスターチャイムと呼ばれる美鐘の音を 15分置き
に奏でる独ウルゴス社製の旧式置時計。一週間巻きの硬いゼンマイを巻くのが
父唯一の仕事だった。もう一つは、釣人愛用の旧国鉄駅長さん使用の懐中時計。
SEIKO社製が嬉しく、旧国鉄の仕様で時間調節は秒針が「0」で止まってくれる
旧式とは思えぬ心を伴った機能を備えている。共に時代に残された旧式優品だ。
数軒の時計店を回ったが修理不可能と言われた時計を、此処の時計店店主は
にっこり笑うと「大丈夫。動きますよ」と微笑んだ。固まってしまったゼンマイは
取り外され、逆さ巻きに装着し直された。揃わない修理部品は自前コレクションを
バラシて入手、取り付けてくれた。浅草つるや釣具店で入手出来た絶品毛鉤箱と
並べて見た。懐かしい時間が復活して来た。もう寝ていられない。今日から復活。
釣人はベッドから起き上がり相棒と少年に言った。「時計がやっと動き始めたよ」。


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