Tinsel:ぴかぴか光る金属片、糸、細帯。毛鉤ではリブ、ボディ、タグに使用する。
プラスティック製のものもあるが、鮭鉤には金属製の上質のものが良く似合う。
毛鉤の材料にはフラットティンセル、エンボストティンセル、オーバルティンセル、
ラウンドスレッドティンセル、レイスツイストティンセル、ワイヤーティンセル が
使われて来た。その他に自作の物なども含めると数は知れないだろう。毛鉤巻を
志す者であれば、最低限、上記の本物を実際に手にして確認しておこう。そして
何時か、其れを一部に使うに至った先達の志や欲求に触れ合って見たいものだ。
虫や生物、或いは正体不明の生命体を表現しようとした際、どうしても必要となる
命の輝きというものだろうか?安易に使用し過ぎると存在がふやけてしまいがちな
ナチュラル素材をピリッ!と引き締めてくれるものか?このキラメキは、魚以上に
釣人を捉える。隠された奥の部分で使われるもの程、釣人の期待を裏切らない。