JUGEMテーマ:日記・一般
「B川第 1プール前」 一段下って見るが、流れは減水で魚影は未だ無し。
「A川第 1プール前」 初鮭を掛けた思い出の A川へ移動。河口部は減水状態。
釣り場が寒く、早過ぎた感がある時は、プール(魚の溜まり場)を一段下って見る。
温く遅過ぎた感がある場合は、プールを川上方向へ一段登って、上流へ魚影を追う。
現地の釣宿に荷揚げを終えると、いよいよ鮭川の下見。釣り場の確認から始める。
遡上魚を釣る場合、川の状態が全てを決める。どんな達人でも魚が居ない流れでは
期待する出会いは望めない。後は、久しぶりの川辺でどう過ごすかと言う事になる。
到着時の流れの第一印象は、其の釣行の全体を決めると言っても過言ではない。
釣り場の状況は「寒冷+減水」であった。気配は無い。春鮭は 3月中日の解禁以来、
少数ずつ隠れる様に遡上を開始している様子だ。此の B川でもルアーの釣人により
既に 15匹が上がっているそうだ。時期を同じくして、アローズが大群で遡上する。
「貧乏人の鮭」などと異名の付く遡上魚アローズではあるが、その走りは、鮭にも
劣らず、毛鉤釣りの好敵手である。釣人と少年には鮭釣りと同時に大切な魚である。
まず、大群内から美しく力強い大物アローズを掛け、後はじっくりと 1m /10kgの
夢鮭との出会いに賭ける。釣人と少年の無言了解パターンだ。アローズに関しては、
相棒も含め、70cmクラスを掌に抱いた。以降、徐々に夢鮭へ時間割は増している。
鮭釣りに来るとまずは遡上アローズの隊列を探し、一匹を上げ、本拠地を決める。
遡上魚が付く川の流れが読め始めてから、心落ち着け、鮭鉤を沈めて流し始める。
念には念、逆方向の一段上流のプールも確認後、河口方向へ本命の魚群を求めて
出迎えに下るのが基本。B川第 1プール前は減水状態で魚影未だ無し。初めての
鮭を掛けた思い出の A川へ移動。同様に河口第 1プール前を確認する。此方も
それ以上に極度な減水状態だった。公共釣り場で、餌釣り師やルアーマンに交じり、
毛鉤で夢鮭を追う三人組は逆境には充分に強くなっている。釣人は直観に任せて、
未だ来ずの釣り場 「B川第 2プール」を本拠地に決定。其処で遡上魚を待ち受ける。