まだ遠き春
- 2012.01.22 Sunday
- 日記
- 09:53
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- by nobuhiro
日照時間が延び、旅人が動き始める。若いカップルがセーヌを眺めていた。
まだ少し遠き春へ!恋人達を眺めながら、釣人と少年も春の便りを願った。
パリを訪れる人は多い。其々の希望や夢、感傷や癒しを求め、一人で、二人で .. 。
石造りの街ではあるが、パリには確かに、人の心を受け止めてくれる優しさがある。
この街を歩いていると、人知れぬ清流と対している様な、寂しさのない孤独を感じる
時がある。大勢の人に囲まれながら、自分一人の一刻を感じ得られるからだろうか?
「春が来るといいね!」少年が釣人に言った。「そうだね、いっぱい川に行こう」。
鈴懸の木(プラタナス)
- 2012.01.20 Friday
- 日記
- 11:20
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- by nobuhiro
JUGEMテーマ:日記・一般
暖冬が続き、新春の冷え込みが恋しい。落葉の「鈴懸の木」だけが冬を告げている。
大寒を越え、いよいよ節分へ向かって陽が昇る。今年はどんな春を迎えるのだろう?
日本に居た頃は「プラタナス」と呼んでいた釣人だが、パリ在住が長くなった頃、
「スズカケ」と教えて貰い、もっぱら気に入り、和名でこの木と付き合っている。
葉をすっかり落とした冬のプラタナスは、正しく「鈴懸の木」と少年も真似をする。
山女魚(ヤマメ)や岩魚(イワナ) .. 自然に向けた美しい母国語の響き。失いかけ
初めて本来の響きを取り戻すものだ。『塔は、振り返って在るもの .. 』幸田文さん
の言葉が浮かぶ。二人は振り向き、冬空を見上げた。 若木の和名が少年に響いた。
ファーストステップ
- 2012.01.16 Monday
- 日記
- 10:40
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- by nobuhiro
新春の気持ち良い朝が肌を刺した。パリ東隣バンセンヌ森、Gravelle 鱒池へ!
A.P.B.V 管理の鱒池は自宅から車 10分。2012年券釣ライセンス購入でスタート。
管理釣り場と侮る事なかれ!其れなりの工夫なしには、虹鱒も遊んではくれない。
新作毛鉤のテストや、釣人同志の情報交換には欠かせない、家から車 10分程度の
管理鱒池だ。パリ西隣ブーローニュ森の鱒池は、水温の上昇で夏場を越せないが、
Gravelle 鱒池は湧き水多く、水深も程々、年越えの巨鱒やライン引き出して走る
元気な若鱒とも、1月 1日〜12月 31日迄、毎日でも会える。此処の老メンバーは
少々曲者、上手が多い。「ロールキャストが後ろで三角に尖る!」少年は気付いた。
フォルムと核
- 2012.01.14 Saturday
- 日記
- 14:58
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- by nobuhiro
JUGEMテーマ:日記・一般
フォルム(Forme)とは、「核」を含む其の物自体の全体的、立体的な外観。
核とは、フォルム内に存在して、其の機能の中心的な働きをつかさどる部分。
毛鉤制作時は、通販カタログなどで目にする平面的なシルエット像ではなく、
出来る限り、立体的に完成後の毛鉤のフォルム全体をイメージして作業する。
まず、釣人は少年に毛鉤の「フォルム(Forme)」と「核」について説明する。
鋼の針を骨格に例えるなら、装飾や衣服外部のシルエットがフォルムとなる。
毛鉤の「核」とは、釣針に各種素材を巻き止めて最終的に完成される毛鉤に
仮想の生命感を演出すべく、釣人が思惑で巻き込んだ生命機能器官なのだ。
釣人はこの器官を表現する事が「釣れる毛鉤」の完成近しと少年に説明した。
フォルム(Forme)とは、「核」を含む其の物自体の全体的、立体的な外観。
核とは、フォルム内に存在して、其の機能の中心的な働きをつかさどる部分。
毛鉤制作時は、通販カタログなどで目にする平面的なシルエット像ではなく、
出来る限り、立体的に完成後の毛鉤のフォルム全体をイメージして作業する。
まず、釣人は少年に毛鉤の「フォルム(Forme)」と「核」について説明する。
鋼の針を骨格に例えるなら、装飾や衣服外部のシルエットがフォルムとなる。
毛鉤の「核」とは、釣針に各種素材を巻き止めて最終的に完成される毛鉤に
仮想の生命感を演出すべく、釣人が思惑で巻き込んだ生命機能器官なのだ。
釣人はこの器官を表現する事が「釣れる毛鉤」の完成近しと少年に説明した。
色の効果
- 2012.01.11 Wednesday
- 日記
- 09:16
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- by nobuhiro
生物界で、色はどの様な目的や役割を担って存在しているのだろうか?
雌雄の色や大きさは、種々其々に異なるが、其のコントラストは興味深い。
毛鉤の世界では、派手な毛鉤とは大きく目立ち、水中で視認性が強い針を指す。
反対に地味な毛鉤とは、小さくおとなしい色彩で、極めて目立たない存在の針だ。
それらの操り方や泳がせ方も、その毛鉤本来の素性に似合った手法に任される。
雌の前ではその存在を誇示せねばならない雄ではあるが、目立つ事に於いては、
外敵へ身を晒す危機となる。鳥の場合は、雌が卵を抱くケースが多い事情もあり、
巣と雌鳥は保護色になっているケースが多い様だ。種を守る原則を、担っている。
さて、問題は毛鉤だ。キツネの目、雌獲得の雄のお洒落、身を挺して巣と雌鳥を
守る雄の標的色。どんな色に魚は食いつくか?釣人と少年の空想が膨らむ所だ。
上空の寒気
- 2012.01.07 Saturday
- 日記
- 07:36
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- by nobuhiro
クリスマスがメインの欧州、新年の元旦は日曜日の様に過ぎて行く。
新春を迎えて気持ち下がった気温だが、例年と比べ確かに暖冬だ。
久しぶりの青空に、釣人と少年は街を歩いた。冬風だが、然程寒くはない。
釣人は空を見上げた。何時もなら空高く飛ぶ鳥が、不思議と見当たらない。
上空には思った以上の寒気が流れているのだろうか?鳥は、気温を感じて
路へ降りて来る。街が暖かく上空との温度差が激しい時は、気流に逆転が
生じる。「流れを読む様に、気流の変化を見てみよう」釣人は説明を加えた。
竜の空
- 2012.01.04 Wednesday
- 日記
- 08:00
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- by nobuhiro
2012年「辰年」が始まった。パリ市庁舎屋根上では、番人が西空を見守っている。
雲を呼び、風を切る。竜は躍り出るか?。本年は、しっかりつかっまって行こう!
「伊吹重蔵、塙竜五郎、女給タエ、信介と織江がいた」。静かに、竜の年が明ける。
釣人は少年に「青春の門/筑豊編」を手渡した。竜の如く生きた人間像を紹介した。
恐れるならば、龍神となり暴れ出し、勇気を持ち背に乗れば、風を切る同志となる。
左手で黄金を握り、天へ昇るとされる東洋の竜。西洋では、恐れられる群像である。
侠気や熱で語る筑豊伝。少年は、遠き祖国の竜門を、遥か彼方から背伸びして読む。
新年 絶品縁起物
- 2012.01.01 Sunday
- 日記
- 07:30
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- by nobuhiro
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新年 明けまして おめでとうございます。今年も宜しくお願い申し上げます。
本年は竜に跨り、振り落とされない様に、皆様と共に風を切ります。 釣人拝
絶品の淡口醤油、縁起物をを頂いた。ヒガシマル本醸造淡口醤油「龍野乃刻」!。
「今年も宜しく」。釣人と少年は隠れ家「Dragon」年始恒例の儀式を済ませた。
挨拶を交わし、相棒の待つ釣人宅へ息弾ませる。ワイン色をした絶品の頂き物、
貴重な淡口醤油で、相棒が年始のお雑煮(京都風)に腕奮ってくれている手筈だ。
「今年は、跨って参ります。振り落ちない様に!」。若干の減量が、必要の様だ。
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