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「あの頃の自分という男」 paris

JUGEMテーマ:日記・一般

 

久しぶりの長髪 paris

 

朝起きて鏡を覗いたら、無精髪を伸ばしたひとりの男が立っていた。

鏡の男はあの頃の男へ「おはよう!」と少し照れながら挨拶を送った。

 

樹が育って行く様に成長して行けたらいいと願っている。デラシネの様に

流されながら、飛び込んでは、其れなりに元気に過ごせて来た事に感謝する。

ふと思い返すと、一箇所で落ち着いて過ごす生き方への憧憬が残されている。

久しぶりに無精髪を伸ばした。作業中に目に入る髪が気になり、前髪だけを

自分で鋏切りした。以前フリーランスで生きた真っ盛りに、肩迄の長髪で

カッコ付けて過ごした時期が在った。若気を過ぎて、短髪になって来たが、

今は無精髪。昨日は久しぶりに竿仕事と取り組んだ。生き続け育ってくれた

手の感覚に感謝した。帰国した際に床屋さんへ行く事を楽しみにしている。

 

 


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