ペルー 2013 「太陽の子へ捧ぐ」

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太陽の子

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太陽の子

太陽の子

太陽の子

太陽の子

太陽の子

太陽の子

別れの時が来た。君に励まされ、旅を続けられたよ。さようなら、ありがとう。
釣人は、過ごした短い時間と輝きを胸奥のポケットに大切に仕舞い込んだ。

何時か?一緒に流れの前で歌える日があるだろうか?シェリダン・アンダーソンの
好きな、1900年代初期キャリフォルニア・ピット・リバー・インディアンと共に
時を過ごした詩人ジェイム・ドゥ・アングロ から引かせて頂く。彼はカウボーイ、
人類学者、医者、そして詩人で生きた。釣人は、君と歌う流れの時を思い浮かべた。


 狐はたったひとりで暮らしていた。
 大地はなかった。そこいらじゅうが水びたしだった。

 「どうすりゃいいんだろう」狐はひとり言(ご)ちした。 
 狐は、答えをさがすかわりに、歌い始めた。

 「ぼくは誰かに会いたいんだ」
 彼は空に向かって歌った。そしたら、コヨーテに会った。

 「誰かに会いにいこうかと思ってたんだ」狐は言った。
 「どこへいくんだい?」コヨーテが聞いた。

 「ぼくは誰かをさがそうとして、そこいらじゅうをほっつき歩いたんだ。
 ぼくはここで、ちょつと悩んでたんだ」

 「そうだったの。ふたりで一緒にいったほうがやっぱりいいよね ....... 」
 「そうとも、でも、どうしようか?」
 「わかんないよ」

 「わかった!世界をつくってみようよ」
 「でも、それからどうすればいいんだろうか」コヨーテが聞いた。

 「歌うんだよ!」
 狐が言った。   

 詩人 / Jaime de Angulo 

釣人は少年の屋根裏部屋で2013年ペルー二人山旅のお土産話を語り終えた。
少年の毛鉤箱にアンデス色の毛鉤が一つ増えていた。少年の巻いた毛鉤だった。
 


 
 

リマ到着 (Last Night Peru 2013)

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リマ

リマ

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リマ

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リマ

ペルー 2013

ペルー 2013

8:30am Ica出発 - 13:00 Lima到着。二人山旅 Peru 2013 最終日を迎えた。
旅が終わった。明日、パリへ戻る。到着時に見つけておいた宿で旅を振り返える。

イカの宿で熟睡したお蔭で体が軽かった。何より安全第一を目標に過ごした旅が
無事経過して、リマへ戻る日を迎えられた事が嬉しい。イカを朝出発したバスは
途中砂漠地帯を走り続け、午後にリマのバスターミナルへ到着。砂漠に囲まれた
リマの立地環境が理解出来た。南極から北上する寒流のお蔭で、熱帯砂漠化から
救われた人口約790万人を擁するペルーの首都。さすがに山旅を続けていたので、
到着バスターミナルの大きさに圧倒された。到着時の旅始めに、散策する時間が
持てたので街の様子は掴んでいた。見つけておいた宿に向かう。最初の計画では
安全時間確保として二泊を考えていたが、「風が教えてくれた村」チバイ滞在を
延ばしてリマ最終日を一泊に変更した。「イカでワインを飲み忘れたね」などと
思い返しながら、釣人と相棒はふと、まだペルーの海産物を試食していない事に
気付いた。最終日はリマで海産レストランへ!宿で手頃なレストランを推薦して
貰った。この宿は到着日の散策時に見つけておいた二人好みの宿だった。たぶん
美味しいレストランを教えて貰えるものと期待。リマは確かに発展途上都市だが、
街のモダン化を目指し、地区によっては、欧州の一般的都市と殆ど変らない顔を
持っている。多少気になる点は、外資系ファーストフード店や有名スポーツ店が
ガラス張りの超モダン建築として街の顔を作っている点だろう。ペルーの個性が
尊重される街造りが起こって来る日を待って見たい。釣人には、最終日の食後に
行きたい処が残っていた。この山旅が無事に終了出来たら、この店を訪れようと
釣人は思っていた。今回の旅にはセキュリティー面での様々な情報が飛び交い、
やや過剰と思われる準備をして来た。ガードマン兼荷物運びを担当する釣人は、
相棒にも内緒の非常時脱出用の隠し金を用意していた。現地で旅を始めて見ると
日進月歩でセキュリティーは改善されていた。(注意は常に必要ではあるが .. )。
二人は幸運な事に危ない場面に遭遇する事なく、様々な場所を歩き回れる旅が
出来た。「この旅が無事に終えれたら .. 」釣人は此処へ戻ってこようと決めた。
「アンデスの黄金」とも言われる野生希少種ビクーニャ、其の保護が問われて
インカ時代からの追い込み猟法「チャク」が復活した。射止めて毛を獲る密漁が
増えたが、ペルー政府が保護策を取り、認可番号付きでのみ二年一度の刈込みを
許したビクーニャ商品が其処に在った。昨年アルゼンチン南アンデスのサルタで
見かけたのが初めてであったが、其の時は、余りにも圧倒されて夢また夢だった。
風に任せて見ようと釣人は思った。頂いたビクーニャとの縁を、大切にしたい。
相棒はビクーニャ・ショールを気に入ってくれた。釣人は草原のきらめきを思った。

 

イカ宿泊

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イカ

イカ

イカ

イカは砂漠に取り囲まれたワイン産地。リマまでの一泊をこの町で休む。
山の景色を見ながら移動して来た。イカまでの砂漠景色が新鮮だった。

夜行寝台バスは時として極端な夜の冷え込みになる為、多少余分に着込んで
乗車する事になる。山間部の出発から到着が熱帯砂漠に近い町の場合では、
初めて逆に着衣による暑過ぎを体験した。釣人と相棒は移動疲労と言うより
暑さに降参した。窓の景色はどんどん砂漠へ変わって行き、気温は上昇した。
釣人と相棒は到着地イカで冷たいコーラを飲もうと暑さを凌いだ。回教圏や
砂漠を旅すると日頃余り口にしない冷たいコーラの味を思い出す。乾燥した
風土はコーラ味を思い出させる様だ。イカのバスターミナル到着。宿探しに
町中心のアルマス広場へ歩く。旅経験で広場の脇にはリゾナーブルな旅宿が
在ると感じていた。途中、マンゴ、パパイヤ、ライム、冷たいコーラを購入。
一夜の宿が決まり、早速シャワーを浴びて薄着に替えた。果物で仮食を終え、
二人共爆睡した。道の人声で目覚めると外は夜だった。窓にカジノのネオン
が映っていた。窓を開けて外の空気を入れる。窓下の道にはカジノ客を待つ
小型タクシーが列を作り、運転手が集まって自前トランプで賭け事に耽って
いた。海岸に沿ったパンアメリカン・ハイウェイと呼ばれる弾丸高速道路が
開かれて、南北の移動は目を見張る様に便利になった。そして、どの町にも
外国人旅行者が増えた。近くに保養リゾートを持つこの町も大きく変わった。
釣人は昨日迄過ごした山村の風を思っていた。此の町を離れる際、町外れに
分別ゴミ缶が目に映った。此処を自分達の町へ変えて行こうとする人がいる。



 

イカへ移動

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イカへ

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イカへ

イカへ

イカへ

イカへ

イカへ

イカへ

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Ica:ナスカからリマ方向へ約136kmほど北西の人口約15万人の保養町。
砂漠に囲まれた乾燥気候とイカ川の水で出来るブドウでワインが造られる。

チバイからアレキパへバス移動、同日夜行寝台バスに乗り、翌朝ナスカ到着。
そのまま遊覧セスナ機で地上絵見学。もうひと踏ん張りとバスターミナルから
リマ方向へ距離を詰めようと試みたが、さすがに、釣人と相棒は共に力尽きた。
イカからリマまでの距離は約 308km。海岸に沿う弾丸高速道路ではリマへの
道程も安全圏内とイカの町で休養宿泊とした。気温もアレキパ出発時と比べて
随分と暑くなり、下着から全てを寒さ対策から砂漠沿いの暑さ対応に替えねば
熱中症になってしまう。二人は、珍しく冷たいコーラを欲した。イカにて爆睡。



 

ナスカ飛翔


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ナスカ

ナスカ

ナスカ

ナスカ

ナスカ

ナスカ

ナスカ

ナスカ

ナスカ

ナスカ

ナスカ

ナスカ

ナスカ

ナスカ

ナスカ

ナスカ

ナスカ

ナスカ

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Nasca:標高 588m。リマまで約 444km。「謎の地上絵」で注目されている。
「誰が?何の為に?何時ごろ?」砂漠(パンパ・インヘニオ)に描かれた神秘。

アレキパ発夜行寝台バスは朝にナスカ到着。リマヘ走り続けるバスを国道沿い
のナスカ入口で降りた。駅らしくない広場で、バスの途中通過点であるらしい。
広場には数人のツアー客引き人が集まっており、皆一斉に地上絵飛行ツアーを
勧誘する。釣人と相棒の計画は午前中の遊覧飛行。遅くても、夕方にはリマへ
向かうバスに乗らないと最終日出発便の時間的余裕が覚束ない。リマ迄に残る
444km を1泊(寝台バス or 途中町宿泊)で移動到着。最終日をリマ宿泊して、
次の日、出発便に搭乗帰パリと読んでいた。逆算すると、午前中の遊覧飛行が
可能か否か?が全てを握っている。勧誘の中に、本日午前中に飛行可能と言う
ツアーがあった。一緒に旅行店へと向かった。ところが、旅行店に着いて話を
聞いて見ると、「今日の午後なら可能性在り」に内容が変わってしまったので、
お断りする。自分達で街中の旅行店を探し、なんとか、本日午前中搭乗可能な
遊覧飛行便に巡り合えた。いよいよ、「セスナ機飛翔」と相成った。二人共に、
「謎の地上絵ツアー」は、当日の飛行座席在否に任せようと言う事だったので、
運命は「飛翔」へと二人を導いてくれた様だ。渓谷などの高所では脚が竦むと
言う相棒だが、飛行機にはまっこう強い様だ。共に初めてだった小型セスナに
喜んで飛び乗った。釣人は飛行中、脚を踏ん張りながら、飛翔に耐え忍んだ。
砂漠の中に数々の「謎の地上絵」を見た。皆、神秘を湛えながら其処に在った。
二人は「ナスカ飛翔」を思い残す事なく楽しんだ。リマへ向かって帰路を進む。
 

アレキパ発 「夜行寝台」

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夜行寝台

夜行寝台

夜行寝台

アレキパを夜行寝台バスで出発、ナスカへと向かった。
今回の旅ではリマからクスコ、アレキパからナスカ間を寝台バスにて移動。

チバイからアレキパへ戻り、宿に預かって貰っていたメインリュックを回収。
お陰様で最小限の荷物(山用小型リュック 1個)で山旅中は何よりの身軽さ
を頂けた。釣人と相棒は夜行寝台に備え、久しぶりにレストランで肉料理を
平らげた。出発バスターミナルまでリュックの重さが蘇った。夜行バスは
寝ながら移動するので随分時間と距離を詰められる。車窓からは夜景のみで
多少残念だが、旅を振り返る時間として、此れも心の整理に良い時間となる。
子供の頃に乗った夜行列車を思い出した。夜景は時を遡るものかも知れない。

 

バック to 「アレキパ」

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チバイ - アレキバ

チバイ村の全景。

チバオ - アレキバ

山と渓谷に囲まれた「風が教えてくれた村」。

チバイ - アレキバ

チバイ - アレキパ

チバイ - アレキパ

チバイ - アレキパ

チバイ -アレキパ

チバイ -アレキパ

チバイ -アレキパ

チバイ - アレキパ

チバイ - アレキパ

チバイ - アレキパ

チバイ -アレキパ

チバイ - アレキパ

見送ってくれる様にビクーニャが現われた。

チバイ - アレキパ

チバイ - アレキパ

美しい野性児へ。何時までも元気で!

チバイ - アレキパ

チバイ - アレキパ

チバイ - アレキパ

チバイからアレキパへ。預かって貰っているメインリュック回収と帰路準備。
アレキパへの山道は険しい。峠越えのバスのエンジン具合に全てを託す。

来る時には感じなかったチバイ村の全景がくっきりと山間に浮かんだ。きっと
今頃も、気持ち良い渓谷の風が村を吹き抜けている事だろう。市場でワン君は
餌探しに忙しいだろうか?この村での滞在を一日でも延ばそうと釣人と相棒は
帰路スケジュールをタイトに変更した。アレキパでの一泊休憩を取り止めて、
夜行寝台バスで太平洋沿いを走る弾丸高速道路の町迄進んでおくと言うのが
二人の作戦だった。途中通過する「ナスカ」をどうしようか?旅前の計画では
セスナ機を使ったパッケージ旅は基本的に省略と合意であったが、折角此処迄
来ているから .. と見学欲も昂ぶって来ているのも事実だった。今は取り敢えず
アレキパ迄の最期の山間の風景を楽しもう。「ナスカ」で降りて状況判断に
任せる事とした。帰路へ向かう二人へ、美しい山間の風景と、ビクーニャが
見送りの贐を残してくれた。釣人はエンジン音を聞きながら全てを心に刻んだ。



 

さらばチバイ 「風が教えてくれた村」

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さらばチバイ

さらばチバイ

さらばチバイ

さらばチバイ

さらばチバイ

さらばチバイ

さらばチバイ

さらばチバイ

相棒はこの村にすっかり溶け込んだ様だ。(右端)

さらばチバイ

出発のバスを待ちながら ... 。ありがとう!「風が教えてくれた村」。

さらばチバイ

さらばチバイ

さらばチバイ

ペルー二人山旅 2013 メイン滞在村となった「風が教えてくれた村」チバイ。
「安全第一に節目となる旅を!」この山旅に期待した以上の旅立ちを頂いた。

釣人は、毛鉤釣りでのキャスティング時に良く「風と友達になるんだよ!」と
同じ言葉を繰り返している。毛鉤ラインを、風に馴染ませて飛ばす事も大切だ。
力で解決する方法以外に共に連帯する方法もあるからだ。流れるのは水だけで
はなく、気流や時代も同じ事だ。風はそんな事を釣人に教えてくれる。何時も
風の言葉を聞き取れる釣人で在りたい。錘を付けずとも、流れを読み、毛鉤や
己を其れに任せる事で、深く其の中へ溶け込める。ありがとう!「チバイの村」。

 

リターン to 「チバイ」

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チバイヘ

チバイへ

チバイへ

チバイへ

チバイへ

チバイへ

チバイへ

チバイへ

チバイへ

チバイへ

チバイへ

チバイへ戻る車窓に山々が続く。渓谷の風にコンドルの羽毛がそよいでいた。
残像は山と重なる。そろそろリマへ帰路と時間を見積もる頃合いだろう。

アレキバで風が教えてくれたコルカの渓谷村、チバイとカバナコンデは今回の
二人山旅に素晴らしい時間と香りを添えてくれた。其れは、民族着の強い色や
冷たい山風、石積みや渓谷の十字架。無音でどんどんと迫って来るコンドルの
羽毛のそよぎ。皆、野生のキラメキを秘めていた。釣人はビクーニャの瞳に
野生遡上魚の瞳を重ね、自然の中で生きる美しい生き物を思った。この村では
コンドル飛翔が新しい体験だった。釣人と相棒は山を見ながらチバイへ戻った。


ありがとう 「カバナコンデ」

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カバナコンデ

カバナコンデ

トーテム・ポールの如く村広場に立つ「コンドルの彫像」。

カバナコンデ

カバナコンデ

カバナコンデ

アレキバ出発後のチバイ、カバナコンデ山旅はミニマリスト。二人分の全荷物。

カバナコンデ

たった一泊滞在が惜しまれたカバナコンデ、山歩きを癒してくれた村宿。

カバナコンデ

カバナコンデ

出発日の午後、村運営の村人集会が青空の下で開かれていた。

カバナコンデ

早朝から夜迄、カバナコンデでは一泊三日?の如く、山旅を詰め込んだ。
天候に恵まれ、幸運を頂いた。コンドル飛翔観察「起点の村」ありがとう!

アレキパで風に訊いたチバイの村。コルカの渓谷は、山奥に在るカバナコンデを
教えてくれた。デラシネの様に風の流れに身を任せた二人山旅も、出発地点へと
戻る時間逆算の移動を迎えている。残された時間をどの場所で過ごすか?まずは
南米山間の交通事情を考慮し、移動可能な安全圏内に動き始めなければならない。
コンドル観察地点(Cruz del Condor)からカバナコンデへバスで戻った二人は
同日午後の乗合バスでチバイの村へ戻る事にした。山間のバス移動は念には念の
時間見積もりを考慮しなければならない。少々詰め込み過ぎた山旅日程だったが、
この村の宿では大変お世話になった。気持ち良い山宿がリフレッシュしてくれた。
バスを待つ村広場前で村人集会が開かれていた。皆で話し合い、少しづつでも、
より明るい未来へと進んで行って下さい!。コルカ渓谷「起点の村」ありがとう!


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